スズキ社長、「中国の生産調整が必要に」

現状は販売実績の2倍の生産能力

 8月26日、スズキの鈴木俊宏社長は、新型「ソリオ」の発表会で、小型車の「ソリオ」か「スイフト」で本格的なハイブリッド車の投入を準備していることを明らかにした。カリフォルニア州で2012年11月撮影(2015年 ロイター/Mike Blake)

[東京 26日 ロイター] - スズキ<7269.T>の鈴木俊宏社長は26日、都内で開いた新型「ソリオ」の発表会で、小型車の「ソリオ」か「スイフト」で本格的なハイブリッド車(HV)の投入を準備していることを明らかにした。また、中国経済が減速する中、中国での生産調整が必要との認識を示した。

同社は同日、簡易ハイブリッドシステムを搭載した小型ワゴン「ソリオ」(排気量1200cc)を発売した。ガソリン1リッター当たりの走行距離は27.8キロと小型ワゴンとしてトップクラスの低燃費を実現した。価格は169万5600―196万7760円。販売目標は月3500台。

同社の小型車の国内年間販売はここ数年8万台前後で推移しており、鈴木社長はソリオとこれに続く新車で10万台の目標を「早期に達成したい」と述べた。

本格的なハイブリッド車(HV)の投入に関しては、ソリオかスイフトで検討していることを明かし、「新技術に対してはいろいろトライしている段階。いろいろ準備している」と話した。具体的な投入時期については「年内に出るのかどうかは乗り越えなければならない課題がある」として明言を避けた。

一方、鈴木社長は、中国経済の先行きについて問われ、「販売実績の倍くらいの(生産)能力を持っているため、調整をしていかないといけない状況に入っているのかなと思う」と述べた。中国政府が打つ政策に関して「静観していきたい」とした上で、「市場の原理に基づいた政策を進めていただきたい」と語った。

スズキの中国での年間生産能力は約46万台で、2015年3月期(14年4月―15年3月)の販売は25万3000台にとどまっている。4―7月は前年同期比31.7%減の5万5858台だった。

 

(白木真紀)

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