人前で話すことになったら考えたい「3つの問い」 覚えておくと便利なフレーズ「THE POWER OF ○○」

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そのプレゼンが失敗できない「ここぞ」という局面であればあるほど最初に絶対にしなければならないこと。それは、以下の3つをよく「考える」ことです。

① 目的は何か
② メインメッセージは何か
③ あなたは誰か

あなたも実際に自分が話す場面をイメージしながら、一緒に考えてみてください。

プレゼンはプレゼント

① 目的は何か?

そもそも、なぜあなたはそのプレゼンをするのでしょうか。目的は何でしょうか。

「プレゼンをすることになったから」

これでは、プレゼンをすること自体が目的になってしまっています。そうするとうまく話すことを目指してしまいます。「声を大きくする」「滑舌を良くする」といった「話し方」をメインに考えます。

「緊張するなぁ、嫌だなぁ」「ふぅ、やっと終わった」という思考を経るのはすべて、プレゼンをすること自体が目的だからです。

「伝わる人」は、そんなに一人よがりではありません。プレゼンとは、ご存じのように「プレゼンテーション」の略。英語で「表現、提示、紹介」という意味です。広辞苑(第7版)にも「会議などで、計画・企画・意見などを提示・発表すること」として掲載されています。

ビジネス用語としての「プレゼンテーション」は、アメリカの広告業界で使われ始めました。広告主に対して現段階ではまだ目に見えない「広告企画」を提案し採用してもらうため、つまり顧客を獲得する目的で広まっていきました。現在では、広告業界に限らずさまざまなビジネス場面や教育の場でも一般的に行われています。

「プレゼンテーション」の語源は英語の「present」といわれています。動詞では「提示する」「示す」という意味です。名詞では「贈り物」。そのためプレゼンのコツは、贈り物をするように伝えることだともいわれます。「プレゼンはプレゼント」なのです。

それなのに人前で話すことが決まったら、「自分は何を話せるか」ということを考えはじめる方が少なくありません。

自分が話したいこと、話せることを一方的に話すだけでは「伝わる人」とはいえません。あくまで相手が主役であることを覚えておきましょう。

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