「映えるビジネス文書」を作るフォント選びのコツ 「文字の太さ」や「体裁」「配色」にも気配りを
アクセントカラーとは、特に注目すべき内容や、注意書きなどに使用する色です。少ない面積でも目立つ色を選びましょう。赤系の色やメインカラーの補色を使用すると、鮮やかになります。
「パワポ」と「ワード」で異なるフォントの使い方
(1)PowerPoint(スライド、ポスター、チラシなど)
一般に、スライドなどは要点を端的に説明します。短めの文章が想定され、可読性よりも可視性が求められるため、ゴシック体のみで問題ありません。
(2)Word・Excel(報告書、契約書、請求書など)
WordやExcelでは、フォントを使い分ける工夫をすると好印象です。
見出しや強調したい部分、数値にはゴシック体を、本文には線が細くスッキリした明朝体を使うと見栄えがよくなります。
「MS Pゴシック」は、すべての文字が等幅の「MS ゴシック」に対し、文字幅が調整された(Pはプロポーショナルの意)ものです。通常のテキストでは前者を推奨しますが、文字による表組みやスペースを整えたい場合など、文字幅を均一にしたいときは後者を選択しましょう(図表4)。
最後に、用途別にお薦めのフォントと注意点をまとめます(図表5)。いつでも参照できるようにしておけば、資料作成時にフォントに関して迷うことはもうないでしょう。
日本つかみ協会代表、プレゼンテーション・プロデューサー。研修・コンサルティング事業を運営する。エーザイ株式会社の営業職として12年勤務した後、2020年に独立。2023年戸板女子短期大学非常勤講師。主催セミナーの開催数は年間300回、累計受講者数は3000人を超え、24か月連続で人気ランキングNo.1/600講座(ストアカ:プレゼン部門)を獲得。
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