アキュラ「MDX」デカくて速い日本未導入車の衝撃 北米で販売するホンダフラッグシップSUV試乗

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ダウンヒルでもブレーキ性能の確かさから安心感が高い。タイヤはコンチネンタルのCrossContact RXという、パンク時のセルフシール機能を備えたオールシーズンタイヤ
ダウンヒルでもブレーキ性能の確かさから安心感が高い。タイヤはコンチネンタルのCrossContact RXという、パンク時のセルフシール機能を備えたオールシーズンタイヤ(写真:平野 陽)
タイプSはブレンボ製のビッグブレーキを標準装備。ホイールはベルリナブラックに切削処理を施した21インチアルミホイールを備える
タイプSはブレンボ製のビッグブレーキを標準装備。ホイールはベルリナブラックに切削処理を施した21インチアルミホイールを備える(写真:平野 陽)

とくにタイプSの場合は、Sport+というモードも追加され、スロットルレスポンスや変速制御、パワーステアリングのアシスト量、SH-AWDの応答性は極限までアグレッシブに変化。車高も自動で下げられ、おのずと目線も下がることから、否応なくやる気を刺激されてしまう。今回は交通量の多い街中やハイウェイだけでなく、ワインディングにも足を踏み入れてみたが、爽快この上ないコントローラブルな走りを堪能することができた。

豪華な内装やオーディオシステム

タイプSアドバンスは、ミラノプレミアムレザートリムとウッドトリムを組み合わせた豪華な内装を実現。ギアセレクターはホンダ車ではおなじみの電子制御スイッチ式
タイプSアドバンスは、ミラノプレミアムレザートリムとウッドトリムを組み合わせた豪華な内装を実現。ギアセレクターはホンダ車ではおなじみの電子制御スイッチ式(写真:平野 陽)

刺激的という意味では、真っ赤なミラノレザーとステッチが張り巡らされたインテリアも、かなり印象的。試乗車はタイプSにアドバンスパッケージが追加された「タイプSアドバンス」という最上級グレードで、25個のスピーカーを備えたELS Studio 3Dシグネチャーエディション・プレミアムオーディオ、サラウンドビューカメラ、ヘッドアップディスプレイといった付加装備も充実していた。

タイプSアドバンスは、フロントシートに16ウェイの電動調整機構と9ウェイのマッサージ機能を装備。シートヒーターとベンチレーションも備わる
タイプSアドバンスは、フロントシートに16ウェイの電動調整機構と9ウェイのマッサージ機能を装備。シートヒーターとベンチレーションも備わる(写真:平野 陽)

いずれも12.3インチのデジタルメーターとセンターディスプレイが備わり、トゥルー・タッチパッド・インターフェースと呼ばれる専用コントローラーを装備。Amazon Alexaを使った音声コントロール機能、アキュラリンクと呼ばれるコネクティッドサービス、ワイヤレス接続のApple CarPlay/Android Autoなど、ひととおりの最新機能も網羅している印象だ。

セカンドシートにもシートヒーターが備わるほか、後席用の独立したエアコン操作パネルと送風口も装備。中央席だけを取り外して、キャプテンシートにすることも可能
セカンドシートにもシートヒーターが備わるほか、後席用の独立したエアコン操作パネルと送風口も装備。中央席だけを取り外して、キャプテンシートにすることも可能(写真:平野 陽)

セカンドシートはもちろん、サードシートも広く、大人が座っても十分なクリアランスが確保されている。ちなみにセカンドシートの中央席は独立して取りはずしが可能。自宅やガレージにはずしたシートの置き場所さえあれば、キャプテンシートとして使うこともできる。

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