新登場「ペアローン団信」はお得なのか?徹底試算 「片方の死亡でローンが両方免除」だが注意点も
東京23区の新築分譲マンションの平均価格は1億1679万円*となり、「億ション」が珍しくない時代が到来している(*2024年6月、不動産経済研究所調べ)。
空前のマンション価格の高騰に伴い、ペアローンの利用者も増加中だ。
ペアローンの短所を補完する「ペアローン団信」
ペアローンでは、1つの物件に対して、夫婦や親子などがそれぞれの名義でローンを契約する。2人合わせれば多額の借り入れが可能になるため、ひとりでは手の届かない額の物件も検討できるようになる。さらに、住宅ローン減税も2人分利用できるというメリットもある。
ただし、ペアローンにもデメリットがある。もしも一方が安定収入を得られなくなると、パートナーが連帯債務者として返済の義務を負うことになる。さらに、ペアローン利用者の一方が亡くなると、団体信用生命保険(団信)でひとり分のローンは完済されるが、残った配偶者名義のローン返済はその後も続く。
そんなペアローン利用者の不安にこたえる形で新たに始まったサービスがペアローン団信だ。
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