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川崎市長「ふるさと納税は控除額に上限を設けよ」 実質収支の赤字額ランキングでワースト1位

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川崎市役所の庁舎と看板
(写真:Ryuji / PIXTA)

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寄付総額が1.1兆円、利用者数は1000万人を超えた「ふるさと納税」制度。60万品目以上にのぼる返礼品競争が過熱している。本特集では、巨額の寄付マネーの行方や税財政にもたらすひずみに迫った。

ふるさと納税による川崎市の市税減収額は、2023年度決算見込みで123億円、24年度当初課税時点で136億円となっている。

一方で、ふるさと納税による寄付の受け入れ額は、23年度決算見込みで16億円にとどまる。減収見込み額から寄付受け入れ額を差し引くと、(実質赤字の)107億円の見込みとなっている。

節税効果が生じているのは問題

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