やくざ映画が大好きなアメリカ人の就職先 日本のソフトを世界に紹介する会社の秘密

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イバイ・アスメトイ社長

外国人に、日本はスシ、ゲイシャ、フジヤマだけではない、ということをしっかりと伝えたい。そのために今の会社を興し、多くの外国人を雇いました。現在は個人や中小企業との連携を強め、隠れたコンテンツを発掘して、クールジャパンの奥深さも伝えたい、とさらなる事業展開を進めています。

「探し出したソフトを自分たちの作品と思って、販売促進に真剣に取り組み、自分の出身母国へアピールしています」

「会社は99.9%、人間でできている」

隠れた日本のよさを世界に発信してくれているのです。ただ僕としては、同じことをなぜ、製造元の日本人ができなかったのか、と残念に思ってしまいます。自ら作ったゲームの内容に自信があり、そのローカライズなんてことは考えつかなかったのでしょうか。それもありそうですが、もうひとつ大きいのは、外国人を使うことの難しさです。

イバイ社長は、自らの役割についてこう言います。

「会社は99.9%、人間でできているので、その人間を大切にしなければ何も始まりません。私個人のミッションは、いい人材を集めて育て上げることです。それをやってきたことの結果が、売り上げの増加につながったと思います」

日本国内で300本しか売れなかったソフトが、社員達のアイディアで30万本の売り上げにつながったことがあるそうです。これも、社員の考えを尊重し、受け入れる社長の姿勢によるものだと思います。日本を深く理解し、また各々の国の理解も深め、その相乗効果で、売り上げを倍々ゲームで伸ばしています。

おまけです。関西には、こんなに元気な外国人社長さんがたくさんおられます。日本語もしっかり理解し、メールの返事などは日本人以上に丁寧でしっかりした文章を書かれます。外国人社長が日本で頑張っている姿を見て、「日本、やられてるやないか」と苦々しく思ってはいけません。この姿を見て、日本人も発奮せんと。

日本で医者になって、成功されたマレーシアの方が言っていました。マレーシアには本当は韓国人や中国人ではなく日本人にどんどん来てもらいたいのに、日本人はあまり来てくれませんと。日本で活躍する外国人を見て、日本の若者ももっと海外へ出て行き、世界的な経営者にならんとアカンと思います。

竹原 信夫 日本一明るい経済新聞 編集長

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たけはら のぶお / Nobuo Takehara

有限会社産業情報化新聞社代表取締役(日本一明るい経済新聞編集長)。1971年3月、関西大学社会学部マスコミ学科卒、同年4月にフジサンケイグループの日本工業新聞社に入社。その後、大阪で中小企業担当、浜松支局記者などを経て、大阪で繊維、鉄鋼、化学、財界、金融などを担当。1990年4月大阪経済部次長(デスク)、1997年2月から2000年10月末まで大阪経済部長。2001年1月に独立、産業情報化新聞社代表に。年間約500人の中小企業経営者に取材、月刊紙・日本一明るい経済新聞を発行している。
 

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