ChatGPTだけじゃない!生成AIを今学ぶべき理由 進化し続けるChatGPT、Gemini、Claudeの現在地
音声チャットによって、まだ文字を書くことのできない3歳の子供でも、AIを活用できるほど身近な存在へと変化を遂げた生成AIサービスが、私たちの生活やビジネスを大きく変革しようとしているのです。
日本語性能No.1 Google Gemini
生成AIの競争において、ChatGPTの強力なライバルとして注目されているのが、Googleの「Gemini」です。本場アメリカでは、Gemini(ジェミナイ)と呼ばれていますが、日本ではGemini(ジェミニ)と呼ばれ、ChatGPTに次ぐ人気の生成AIサービスとして活用されています。
Geminiの特に優れているポイントは、「大量データへの対応」と「高い日本語性能」です。
OpenAIのChatGPT-4oに匹敵する最新モデルである「Gemini 1.5 Pro」では、主要モデルで最大の200万トークンという大規模なコンテキストウィンドウに対応しています。これは、ChatGPT-4oの12万8000トークンと比較しても大きな差となります。
コンテキストウィンドウとは、生成AIのモデルが1度に処理できる単語や画像、動画の量のことです。生成AIはユーザーによって入力されたテキストや画像、動画を解析する際に、トークンという最小単位のブロックに分割して処理を行います。トークンへの分割は、日本語と英語でも多少異なり、生成AIを利用する際に英語の方が適していると言われる理由の1つが、このトークンの効率性によるものです。
Geminiはこの「大量データへの対応」という特徴を活かすことで、最大で200万トークン、動画や本に換算すると「2時間分の動画」や「22時間分の音声データ」、「約2000ページの書類や本」などを丸ごとインプットデータに追加しての、生成AI処理が可能となっています。
さらに、GeminiはLMSYS Chatbot Arena Leaderboardという、AIチャットボットの性能を比較し、「どのAIが一番賢くて、正確で、役に立つ応答をするかを評価する」ランキングにおいて、160万人以上の投票の結果、執筆時点で1位となっています。さらに、日本語のプロンプトを使った日本語性能のランキングでも1位となっており、日々更新されるAIチャットの中で、Google Geminiはトップの成績を残しています。
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