中国の充電器ブランド「アンカー」急成長の理由 新製品は12ミリ超薄型で、電源プラグが可倒式
現在アンカーの直営店は全国で27店のAnker Storeと2店のAnker Store Selectを展開。すべての店舗で利益が上がっている状況だ。
旗艦店という位置付けとなる渋谷店も、そのノウハウを存分に生かしつつ、ポータブル電源やプロジェクター、ロボット掃除機も含めたフルラインナップが体験できる店舗として、比較的価格の高い製品の販売にも力を入れるという。
これまでオンラインと量販店の販売チャネルが中心だったアンカーの直営店戦略の狙いを聞いた。
「調査すると、アンカーのブランド認知度は日本において、消費者の半数ぐらいにまで広がりました。その一方で、これまでスマートフォンをいち早く手にしたお客様への認知度が高く、100人限定のファンイベントを開催しても、1000人の応募がすぐに来るほどの熱量になりました。
そうした古くからのユーザーの皆様がアンカー製品を使い始めた2010年代は、プロジェクターやロボット掃除機、ポータブル電源、スマートホーム製品のラインナップはまだありませんでした。そういう方にも、発見がある場所にしていきたいです。
一方で、若い方、ライトなデジタルユーザーの方、まだリーチできていないお客様にどう展開していくのか、が今年後半の目標になります」(猿渡氏)
新しく登場する、驚きの薄さの充電器
8月8日に発売されるアンカーの新製品は、これまでの身近で親しみやすい、カラフルな製品とは異なり、黒を基調としたぐっと引き締まった印象を与えるラインナップだ。
「Anker Prime」は、アンカーブランドの最高峰として、最新の技術やデザイン、ニーズを取り入れた先進的な製品ラインとして設定されている。
他方、「Anker Nano」シリーズは、Anker Primeシリーズとは対照的に、カラフルでコンパクトな、誰でもカバンに入れたくなる身近さが売り。製品ラインナップのすみ分けがわかりやすくなっている。
今回の新製品として登場する製品には、何らかの新しい「価値」と、問題解決がもり込まれている。
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