泡の新感覚「シャワーヘッド」選べる水流で急成長 ホテルやサウナの採用で認知され一般家庭にも浸透
地道に伸びていた市場が一気に拡大したのは3年前。48億円(2020年)→120億円(2021年、ともに富士経済調べ)と2.5倍になった。牽引役となったのが、MTGから2020年8月に発売された「リファファインバブル S」(税込み3万円)。スタイリッシュなデザインも特徴的だ。
「ジェットからミストまでの4機能に加えて、2段階で圧を加える独自の旋回液流式のファインバブル発生構造で、ウルトラファインバブルとマイクロバブルを極限まで充満。清潔に洗い流すと同時に、肌に潤いを与える機能が支持されました」(加藤氏)
それまでブランド別首位はサイエンス社(本社:大阪府大阪市)の「ミラブル」だったが、“ファインバブル S”の大ヒットで「リファ」が首位となり、現在に至っている。
2023年秋には「リファファインバブル ダイア」(6万8000円~7万5000円)を発売。こちらもヒットし、同社のシャワーヘッド累計出荷数は200万本を突破した。
強水圧好きの男性は多い
別ルートで「シャワーヘッドを使う消費者の声」も聞いたので、いくつか紹介したい。
「会社の忘年会でシャワーヘッドが当たり、付け替えました! シャワー時の水圧が気に入っています。でも水道代がそこまで安くなった実感はありません」(20代の女性)
「メイク落としのクレンジングを流すとき、早く終わらせたくて顔面に直シャワーを当てています。顔をミストで流せるのは気持ちよくて、楽です」(複数の30代女性)
男性からはこうした声を聞いた。
「シャワーの水圧を強くしたかったのと、髪によさそうと思って買いました。買ってよかったと感じています。シャワーヘッドについているオン・オフボタンが、ちょっと止めたい時に(節水にもなって)便利ですね」(40代男性)
「水圧を強くしたくて購入。シャワー後の気持ちも強くなりました」(30代男性)
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