"旅マスター"が伝授「格安」ツアーとホテル予約法 "直前"でも「まだ」探せば安く旅行はできる

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この考えは海外でも援用できる。マレーシアやインドネシア、フィリピン、ベトナムのようにホテル代が安いところでは、高級リゾートなどを積極的に利用する。

一方、ニューヨークのようにホテル代が非常に高いところでは、割り切って安宿に泊まるという方法だ。

これは万人には勧められないが、直前になってキャンセルが出たり、価格を下げたりした部屋を前日や当日に確保するという方法もある。

ある程度の規模の都市なら、どこにも泊まれないという可能性はまずないので、現時点ではどこも高すぎて泊まる気がしない……という場合はチャレンジしてみる手がある。

「直前に決めた旅」でも良さはある

最後に直前旅のポイントを一つ。

「直前まで行き先を決めていない」というとデメリットばかりのようだが、週間天気予報など、ある程度精度の高い予報を基準に旅先を決められるのはメリットだ。

特に今年のように猛暑日が続く場合、旅先では天候の良し悪しもさることながら、気温も大きなファクターとなるだろう。

気温ということでいえば、北海道や高原などを選ぶという選択肢に加えて、海に行くというのも面白い。

たとえば、千葉県勝浦市は1906年以降、110年以上にわたって一度も猛暑日がないことで知られている。東京駅から勝浦駅までは高速バスで片道2100円、約2時間。

JRなら2時間30分ほどだが、青春18きっぷを使って日帰りをすれば、往復2410円で「安・近・涼」の旅を楽しむことができそうだ。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は131カ国。著書に『世界一周航空券バイブル』(イカロス出版)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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