日本株は「8月中旬」から再上昇する可能性 23日以降の日経平均の見方を教えよう

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日経平均が年初来高値を付けたのは6月24日だが、抜いて来るのはいつか(ロイター/アフロ)

日経平均株価は7月21日の上昇で6連騰を記録、21日には一時2万0850円まで上昇しました。26週移動平均線(同週の平均売買コスト)をサポートにする形で、見事な戻り相場を演じています。

急落前より株価の上値が軽くなったワケ

年初来高値(2万0952円、日中の高値)奪回を前に、22日は押しが入る形になりましたが、足元の強さのポイントは、7月9日安値(1万9115円)に向けて急落したときの、売買高の急増にあるとみています。

暴落を恐れた気の弱い買い方が振り落とされた(売って離散した)可能性が高く、それによって急落前よりも日経平均の上値が軽くなっている可能性が高いからです。

東京株式市場は景気動向と企業業績に焦点が移ってきました。ただ、景気に関しては比較的良好なアメリカに対して、国内の景気はいまひとつ停滞感が残っています。日本銀行は7月15日の金融政策決定会合で、2015年度の実質経済成長率の見通しを、前回4月時点の2.0%から1.7%へ引き下げました。

その結果、再び日銀による追加緩和期待が台頭してきたことに加え、日米の景況感の違いからドル買い円売りによる円安傾向が強まりつつある点が、少なくとも株価の下支え要因となります。

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