「リビングが正解?」集中できる自宅学習のコツ 「座り心地のよいイス」は勉強の必須アイテム

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■「やる気の出る場所」は、早いうちから探しておく

どの場所、どの時間で勉強をするのがよいかは、子どもが小さな頃からいろいろ試しておくのがおすすめです。

たとえば、やらなくてはいけないことが複数あるときは、「国語と算数のドリル、どっちからやる?」「どこで、何時ぐらいに取り組もうか?」と、本人に確認しながら試していきましょう。このとき、「学校から帰ってきたら、まず宿題しなさい」というように、一方的な発信はしないようにしましょう。それよりも、ストップウォッチを活用して時間をはかり、「ここでやるといつもより速くできたね、おもしろいね!」とその子に合った場所を見つけてあげたほうが、結果的に質の高い勉強習慣が身につきます。

■子どものリズムに合わせて、学習習慣をつくろう

子どもは、まだ理性が育っている途中の時期にいるので、「気分」で動いています。

その気分を利用して、勉強のやる気を上げていきましょう。

たとえば、実際に「勉強をするのは、朝の子ども部屋がいい」という子がいたのですが、親御さんの反応は、「うちの子は、いつも宿題を後回しにして、朝やっているから困るんです」というものでした。ただ、これは、大人目線のとらえ方です。その子にとって、朝の子ども部屋が一番やる気の出るところなら、当日の朝に宿題をしてもよいのです。

子どもたちは一定のリズムのなかで生きているので、そのリズムに合わせてあげたほうが、勉強をする習慣が整います。ぜひ、いろいろな場所と時間を試して、その子に合った勉強場所を探してあげてください。

集中力が変わる!「座り心地のよい椅子」は勉強の必須アイテム

学習に適した環境を整えるために、わたしが考える最大のポイントは、「座り心地のよい椅子」です。勉強ができるように、本人が落ち着いて座れる椅子を用意してあげましょう。

たとえば、一般的な学校の椅子は、基本的に木でできていますが、じつは、あまり座り心地がよくありません。

これを上手に利用しているのが、街中のカフェです。カーブのついていないかたい木の椅子では長く座っていられないため、お客さんの回転率が早くなります。つまり、店内の雰囲気をおしゃれに保ちながら、早くお店を出てもらえるようなしかけになっているのです。

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