「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める
焼き鮭、納豆、白米、みそ汁といった和食の朝ごはんは、ぐっすり眠るうえでは理想的な食事といえます。洋食ならば、ベーコンエッグ、チーズトースト、ヨーグルトといった乳製品をしっかりと摂れるメニューもおすすめです。
朝は忙しくて朝食がとれないという人は、「トリプトファン」「炭水化物」「ビタミンB6」という3つの栄養素が含まれているバナナだけでも食べるとよいでしょう。
まだまだある! 睡眠に効果的な栄養素
睡眠の質を上げてくれる栄養素は、トリプトファンだけではありません。チョコレートのCMなどでも知られる「GABA(ギャバ)」は、心身をリラックスさせる作用があり、不眠の改善に効果が期待できます。
GABAの成分はγ‐アミノ酪酸というアミノ酸の一種で、ストレスを軽減する機能や血圧を下げる効果などが報告されています。
GABAは血液脳関門を通過できないので効かないのではという議論もありますが、腸脳相関によって脳内の受容体感受性が上がったり、血圧低下作用を通して睡眠を促す可能性があります。
●玄米、雑穀類
●トマト、ブロッコリースプラウト
●発酵食品、きのこ類
●カカオ
また、「チロシン」というアミノ酸も、睡眠を助けてくれる成分です。
チロシンは気分を向上させるドーパミンや、やる気ホルモン「アドレナリン」の原料となるため、「抗うつ」の作用があります。また、慢性的なストレスや疲労を和らげる効果も期待できます。
●さくらえび、しらす、豚肉、鶏肉などのタンパク源
●たけのこ、かつおぶし、納豆、アーモンド、ピーナッツ、牛乳など
ここまで質のよい睡眠に効果的な栄養素について説明してきましたが、栄養はバランスよく摂取することが大切ですし、毎日、睡眠のことだけを考えて食事を決めるわけにもいきません。また、食事で栄養素を摂取するには、毎日の習慣として続けることが大切です。
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