7月、8月の猛暑の中、1日30~40軒飛び込むドブ板営業をやりました--織畠潤一 シーメンス・ジャパン代表取締役社長兼CEO(第5回・最終回)


 こうして振り返ると最初は常にきついですね(笑)。でも、決して常に楽天的という訳ではないんですが、どの局面でも前向きで負けず嫌いな性格がうまく作用したのではないかと思います。

弱点は、人に関するタフな決断力がまだ足りないところかもしれません。いわゆる切るとき。分析力や問題解決力には自信がありますし、人に対する目もそれなりに持っていると思いますが、人に関するタフな決断はもっと早める必要があるとも思っています。

--日頃から、何か自分を高めるための投資などはされてきましたか。

会社が終わった後にビジネススクールや勉強会に通うようなことはしなかったですね。本も年間百冊以上読むほど読書は好きですが、ビジネス書はあまり読みません。学校を出てから今に至るまで具体的に何かをしたわけではないんです。ただ、日々を精一杯生き、常に成長できる環境に身を置くことを自分に課してきました。それはある意味自分への投資かもしれません。

--日本企業の社長職に興味はありませんか。今後の目標についてお聞かせ下さい。

どうなりたいかという具体的な目標やビジョンは正直言ってありません。「10年後には社長になる」と先のことを描ける人もいますが、私はそういうタイプではない。特に今はシーメンスに入ってまだ半年ですから、シーメンスをいかに成長させるか、市場でのシェアやプレゼンスをいかにアップするかということに集中しています。

もちろん、震災の影響はあります。弊社はヘルスケアが日本での最大の事業なのですが、東北や北関東地方の営業は暫くストップしましたし、国公立の病院をはじめとして予算の停滞や買い控えもありました。エナジー部門でも、発電所のタービンなどの商談が原発事故によってしばらく止まりました。

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