あの掲示板サイトで起きたトップ交代の裏側 「米国版2ちゃんねる」で騒動

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パオは2013年にレディットに入社し、昨年11月、最高経営責任者に就任している。今年度、ユーザー数は70パーセント増加し、モバイル機器からの利用率は昨年の29パーセントに比べて47パーセントにまで上昇したと彼女は述べた。

レディットは自由奔放な議論ができる場所として知られ、人種差別や、女性の権利などの問題に関してヘイトスピーチを行うような一部のユーザーたちを惹きつけてきた。

これは明らかに問題もある。そこで、パオのもとで、これらの問題に真剣に取り組み、明らかに性的な画像を禁止し、いくつかのスレッドを取り除き、個人へのハラスメントを禁止した。

ガイドラインを作成

「レディターズたちへ、あなたたちはレディットのコンテンツに関するポリシーがどのようになるかについて詳しく知る権利があります」とアルトマンは10日の声明で述べた。「私たちはレディットらしさを損なわずにレディットをもっとも開かれた誠実な議論を世界と行うことができる場所にするためのガイドラインを作成したいと思います」。

パオはかつての雇用主であるベンチャーキャピタル企業であるKleiner Perkins Caufield & Byersを訴えた性差別に関する訴訟で有名になっていた。彼女は敗訴したが判決は不当だったと訴えている。

サンフランシスコを拠点にするレディットは2005年に創立され、月間1億6000万人のユニークユーザーを誇る。インターネット上でもっとも閲覧されるサイトの1つである。昨年10月の5000万ドルの資金調達では雑誌の出版社であるコンデナストも出資し、レディットは5億ドルの価値があると評価されている。

(レポート:サラ・マクブライド 編集:クリスチャン・プラム)

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