100万円超の被害も!「サポート詐欺」の悪質手口 「偽警告サイト」へのアクセスは65歳以上が4倍

サポート詐欺サイトにアクセスした端末の月間平均台数は約25万台で、フィッシングサイトにアクセスした端末の月間平均台数である約21万台と比較して約1.2倍に上ることがわかった。今や、サポート詐欺は日本のインターネット利用者にとって身近な最大級の脅威の1つであり、インターネット利用者はその手法と対処法を早急に理解しておく必要があるのだ。
狙われる日本、高齢者の被害が顕著に
サポート詐欺は、アメリカやイギリスなど英語圏の国で被害が確認された後、日本を含む非英語圏へと被害が拡大したことがわかっている。日本がサポート詐欺のターゲットになる理由としては、
・経済的に豊かであり、高齢者が多いため、お金を取りやすい標的に見えること
・機械翻訳の精度が上がり、言語の壁を越えて日本人をターゲットにするのが容易になったこと
が考えられる。実際に犯罪者同士のやりとりの中に、日本人へサポート詐欺を行うために、日本語が話せるエージェントを求める投稿や日本語が話せるエージェントの提供を持ちかける投稿を確認している。
また年齢別に見ると、高齢者の被害が顕著だ。Google広告経由で偽セキュリティ警告サイトへアクセスした人の年齢別割合を見ると、65歳以上の高齢者が、65歳未満の層と比較して4倍以上となった。



















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