投資初心者「漠然とした不安」解消のリスク管理術 「早くお金を増やしたい」という思いは失敗の元
投資のリスクとは「値動きの幅の大きさのこと」です。振れ幅が大きいことを「リスクが大きい」、小さいことを「リスクが小さい」としています。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
例えば10万円投資をした場合、1年後に5万円に減る可能性も、20万円に増える可能性もあります。このように、投資をした後の結果が予測できない場合で、特に振れ幅が大きくなりそうなものを「ハイリスクな投資」と呼んでいます。
「投資を始めたいけれども、リスクが怖い」と思ってしまう方も多いかと思います。
リスクが低く大きなリターンが期待できる金融商品があればとても魅力的ですが、残念ながらそのようなものは存在しません。そして、リスクがゼロのものは、投資の世界では存在しません。リスクを恐れていては、投資は永久に始められないのです。
リスク許容度を決めるだけで、大損する心配は消える
そこで、最初に自分の「リスク許容度」を決めておくだけで、ハードルがだいぶ下がります。
では具体的に、どのようにしてリスク許容度を見積もったらいいのか?
いきなりいわれても、よくわからない方も多いと思います。次の3ステップで考えていけば、だいぶ見当がつきやすくなるでしょう。
ステップ1)生活に支障をきたすことがない額
ステップ2)損をしても仕方がないと思える額
ステップ3)精神的にストレスがかからない額
とはいえ、損をしても許容できる金額は、個人差があると思います。1万円の方もいれば、100万円の方もいるように。
ですので、リスク許容度がわからない方は、はじめは小さな金額から、100円からスタートできる投資信託で十分です。そして選ぶ金融商品は、リターンはそこまで大きく見込めないものの、できるだけリスクが小さいものからスタートすることを強くお勧めします。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら