あなたにも出来る!社労士合格体験記(第35回)--「格差社会」で韓国中央日報から取材を受ける
取材内容は、具体的な給与減、ボーナスがなくなる等、数字の話や社会保険等で守られなくなる実態。そして、正規雇用から非正規雇用に転じたことによる、意識の変化、行動の変化等に及びました。
私の場合、年収は約半分に減少しました。そして、ボーナスを当てに支出をすることは出来なくなりました。また、年金と医療保険は全額自己負担。もし、住宅ローンを完済していなかったら、経済的に破綻していたと思います。
ライフスタイルも変わりました。仕事が終わった後に外食したり、はしご酒をしたりすることはほとんどなくなり、日々の遊興費はかなり減りました。年齢的にも2次会、3次会と行くのはつらくなってきたことや、資格試験に挑戦し始めたことで、勉強時間も捻出しなければならないという変化も重なりました。
収入減に応じた生活ともいえますが、何事もなるようになるさと、いつもの「ナンクルナイサー」。それに、旅行など発散するときは発散していたので、決して窮屈さや不自由さは感じませんでした。むしろ、前向きに出来ることを着実にやっていれば、チャンスは広がるに違いないと思っていました。
非正規雇用の動向
ところで、非正規雇用の動向については、社労士試験でも頻出の論点です。08年の労働一般常識科目では、07年賃金構造基本統計調査から「正社員・正職員」と「正社員・正職員以外」の賃金格差について出題されました。
「企業規模別にみると、大企業の方が小企業に比べ、格差が大きくなっている」という論点です。平成22年のデータでも変わっていませんが、出題されたときよりも、少し格差が縮まってきています。相対的に「正社員・正職員」の賃金が減少し、「正社員・正職員以外」の賃金が上昇したからです。