イギリスの結婚式で「フクロウ」が大人気の理由 パンデミック以降「指輪を運ぶ役割」で活躍
「フクロウは、イギリスの結婚式でかなり主流になっている」と、結婚式計画サイト「ヒッチド」の編集者ゾーイ・バークは話す。SNSも一役買っており、バークによると、イギリスやアメリカなどでは「ブックトック」(本を紹介したり、感動をシェアしたりするTikTok動画)が、文学をモチーフにした結婚式の人気に拍車をかけている。
「ミレニアル世代はトレンドが大好きなんです」とバーク。
ゲストへの「もてなし」の1つとして人気
ハリー・ポッターのファンであるかどうかにかかわらず、多くのカップルにとって、フクロウの存在は参列者に特別な体験を提供することが主な目的になっているとバークは言う。
4月の晴れた風の強い火曜日の午後にイギリスのストーク・オン・トレントで行われたルーシーとスコットのロビンソン夫妻の結婚式が、まさにそうだった。メンフクロウのジュリエットが華々しく登場した冒頭の結婚式だ。
「私たちはとくにハリー・ポッターのファンというわけではない」。ルーシー・ロビンソン(31)は、ゲストへの特別なサプライズを探していて、ネット検索中にフクロウの選択肢を見つけたと話す。
スコット・ロビンソン(33)によると、結婚式に鳥を加えるというのは「考えるまでもなく素晴らしいアイデアであるように」思えたという。
調教師のブレイクによると、結婚式でのフクロウのパフォーマンスは概して問題なく行われるという。ジュリエットを結婚式に連れて行くようになって5年になるが、指輪とともに飛び去ったことは一度もないとブレイクは言った。