技アリ!イベント「行列緩和アプリ」の潜在力 課題もいろいろ…だが仕組みはうまい!
イベントのブースデモは、つねに行列との戦いだ。すべての企業とアポが結べるわけでもない。特に超がつくほど注目されている企業の場合、平等性を確保する目的から、そもそもアポを受け入れないこともある。だから行列に並ぶわけだ。
ブースを構える企業の側がアポを設定できないのは、数が多いとコントロールしきれないからである。ならば、そこをITでカバーしてしまえばいい。
空いているスロットをタップして予約
話が長くなったが、そこで活用されたのが「デモ予約アプリ」である。画像は、OculusとSCEがE3で公開していた「デモ予約用アプリ」だ。
まず、Oculusのデモ予約用アプリ。日時によってそのスロットの空きが表示されるので、タップして予約する。
続いて、SCEのProject Morpheusデモ予約用アプリ。構造はOculusのものとほとんど同じ。もちろんタブレットでも動く。
構造は至ってシンプルなものだ。事前にアプリには、自分の氏名を入れておく。Facebookのアカウントで登録もできるので、それでもいい。
予約用のスロットが日時毎に設定されており、それぞれに「どれだけ空きがあるか」がわかる。
あとは、そこをタップして「予約」すればOKだ。予約時間が来たらスマホをもって、予約者用のカウンターにいけばいい。
実は、2社が使っているのは同じGuideBook社のアプリ。筆者は知らなかったが、Oculusは1月のCESからこのアプリを使っているようで、おそらくはOculusがSCEに教えたのだろう。
もちろん、このアプリには問題点もたくさんある。
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