「国語ができない子ども」他の科目も伸び悩む根拠 英語・社会・数学…国語はすべての科目に通じる

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先ほどもお話ししましたが、「〜な傾向がある」や、「〜な可能性がある」、「〜しつつある」といった言葉の場合は、完全に否定しているわけではありません。「明日は雨が降る可能性がある」と言うのは、降水確率1%でも成立しますよね。

逆に「明日は雨が降る可能性がない」と言うのは、降水確率が1%でもあれば、嘘になってしまうのです。同じように、「この地域には観光客が来つつある」と言われたら、1人しか観光客が来ていなかったとしても、この文章自体は間違いではありません。このような論理的な思考ができるかどうかで、成績は大きく変わっていきます。

国語力はすべての科目に通じる

以上のことから、日本語力というのは、とても大切なものだと僕は考えています。科目の勉強以前の問題として、国語力は大切なのです。

言葉の意味を理解し、論理的に物事を考える習慣を身につけること。語彙力を付け、言葉の表現を学ぶこと。学生にはこうした時間は大切にしてもらいたいですし、親御さんもぜひ、お子さんに対して指導するときは、意識してみていただければと思います。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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