なぜ、フィリピン英語留学は日本では普及が遅れているのか? ~『フィリピン「超」格安英語留学』(その2)

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前回のコラムに続いて、2回目となります。

今回はどうしてフィリピン留学が日本では普及が遅れているのかという点について触れたいと思います。

韓国ではすでに10年程前から流行し、一般的な語学留学の選択肢となってきたフィリピン英語留学。

フィリピンに数百校ある語学学校のほとんどは韓国資本です。

韓国が凄い勢いで伸びているにも関わらず、何故日本では伸びなかったのか。

そこには大きく3つのポイントがあると思っています。

1つは、日本人の欧米留学(ネイティブ英語)への憧れの強さ。
 1つは、フィリピンへのイメージの悪さ。
 1つは、大手留学エージェントの利害。

1つ目の日本人の欧米留学(ネイティブ英語)への憧れの強さですが、これは要するに“英語を学ぶなら、英語ネイティブの国で学ぶしかない”という視野の狭さのことです。

世界にはフィリピンのように英語を公用語として国民の多くが英語を使える国が多数あります。僕が旅中に訪れたケニア等も公用語は英語でした。

もちろん、彼らの英語はアメリカやイギリス等のネイティブ英語に比べると、訛りがあったり、表現で異なる部分があったりと支持できない部分があるのも事実です。

 ですが、そんな国の中でもフィリピンのように比較的訛りが少なく、物価の安い国で格安でマンツーマンレッスンを受けられるのは英語学習のステップのひとつとしては大いに検討できるはずです。

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