スターハウスは3~5階建の中層住棟。吹き抜けの三角形の階段室を中心に、3辺それぞれに住戸が配置されている。
当時の日本では画期的だった
間取りは2DKか3K。3面が窓になっている住宅は、当時の日本では画期的だった。
そんなスターハウスを海老澤氏は、 “機能主義なもの”と捉えている。
「窓が多く開放的に作られているため、光が効率的に入り、風通しも良好です。多くのスターハウスは南に突き出るように建てられているため、1年を通して光がしっかり入ります。間取りは素朴ですが、居住環境の機能を満たす建築です」
住戸が隣り合わず独立しているため、声や生活音の心配をせずに暮らせそうだ。窓が多いことで家具の置きにくさが難点だと感じられるが、光や風が入る空間の住み心地は快適だろう。
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