「M-1見てない」芸人の"まさかの告白"に抱く共感 COWCOWの多田「人の活躍が見られなくなった」
「無理してでも友達の輪に入るべき?」へのイチローの「神回答」
元メジャーリーガーのイチローは、日米通算4367本と世界一の安打数を誇る、野球界のレジェンド。周囲に流されることなく、自らの感覚と信念に基づいた打撃フォーム「振り子打法」を貫いた。
また、マスコミにも多くを語ることはなかったため、「孤高の天才」と呼ばれることも多い。そんなイチローが、小学生からこんな悩みを相談された。
「最近、学校のクラスメートとなじめないのですが、無理をしてでもその友達の輪に入るべきなのでしょうか」
イチローの足跡を思えば「無理に合わせる必要はない」と答えそうなものだ。おそらく質問した小学生も、そう言ってほしかったのではないだろうか。
しかし、イチローは質問を噛み締めてから「これむずかしいね」と語りかけた。そして「僕はあんまり無理をする必要はないんじゃないかと思うね。疲れちゃうから」と回答。さらに「普段の生活の中でストレス抱えていることって、みんなにも結構あるでしょう。今の時代は特にそうだと思う」と、質問者に寄り添った。
そのうえで、イチローは「自分がやりたいことだけ好きなようにやっていればいいかというと、それはまた違う話だと思う」として、次のように呼びかけた。
「無理に輪に入っていくこと。それで学ぶこともあるとは思うから。一度入ってみて見極めてみるというのもいいかもしれない」*1
さらに「完全に閉ざすこと」について「そういうこともある」と理解しながらも、「最初にそれをしてはダメだ」と丁寧に説明。無理のない範囲で輪に入ってみては、と提案している。これほど誠実に質問に向き合う回答者は稀有だろう。
相談された内容にどう答えればよいのか。迷いがあるならば、思考プロセスごと丁寧に伝える。そうすれば、相手が期待する答えではなくても、耳を傾けてくれることだろう。
人の活躍がまぶしいときにお笑い芸人がとった行動
漫才賞レースの最高峰とされている「M-1グランプリ」。
大会前のファイナリストが発表された時点から「今年は誰が優勝するのか」という話題で盛り上がり、終わってからもグランプリの結果や審査員のコメントについて、あちこちで解説が行われる。「普段はお笑いを見ないが、M-1だけは見る」という人も珍しくない。
もはや国民的行事といっても、過言ではないだろう。
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