「M-1見てない」芸人の"まさかの告白"に抱く共感 COWCOWの多田「人の活躍が見られなくなった」

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さらに「自分のことが全く信じられないんだ」とも言って、次の言葉を続けた。

「私が喋り続けるのは傲慢だからじゃないんだ。恐いからなんだよ」*3

思わぬ展開にインタビュアーは「アウグスティヌスの『告白』のようでしたね」と笑顔で応じている。

ジジェクの問わず語りの告白を聞いて、新たにファンになった人もいることだろう。

作家・太宰治が『乞食学生』という作品で書いた、こんな名言を思い出させる。

「僕は、心の弱さを隠さない人を信頼する」*4

【神回答ポイント】
自身のコンプレックスを相手に開示してしまうことで、思わぬ誤解を避けることができ、親近感を与えることができる。

さまざまな効果を持つ「神回答」を日々に取り入れよう

『「神回答」大全 人生のピンチを乗り切る著名人の最強アンサー100』(小学館)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

この記事では、「人間関係を円滑にする神回答」をご紹介したが、『「神回答」大全 人生のピンチを乗り切る著名人の最強アンサー100』では、そのほかに「心がスッと楽になる」「相手に寄り添う」「心が奮い立つ」「視野が広がる」「雰囲気を解きほぐす」「切り返しで相手を圧倒する」「相手のイメージを膨らませる」といった効果別に分類して『神回答』を取り上げた。

考え方一つで日々の過ごし方は、まるで違ったものになる。本書を活用して、発想の転換を促す言葉の数々に、ぜひ触れてみてほしい。

コメント引用出典
*1:「無理をしてでも、友達の輪に入るべきですか?【おしえて!イチロー先生】」(SMBC日興証券公式チャンネル、2020年6月23日)
*2:「チャンスの時間」(ABEMA、2024年2月18日放送)
*3:「なぜこんな話し方になったのか理由を明かすジジェク(日本語字幕)」(ユーチューブチャンネル ジョージのチャンネル、2021年3月20日)
*4:「乞食学生」(『太宰治全集3』太宰治著、ちくま文庫、1988年)

真山 知幸 著述家

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まやま ともゆき / Tomoyuki Mayama

1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年独立。偉人や歴史、名言などをテーマに執筆活動を行う。『ざんねんな偉人伝』シリーズ、『偉人名言迷言事典』など著作40冊以上。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義(現・グローバルキャリア講義)、宮崎大学公開講座などでの講師活動やメディア出演も行う。最新刊は 『偉人メシ伝』 『あの偉人は、人生の壁をどう乗り越えてきたのか』 『日本史の13人の怖いお母さん』『逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ』(実務教育出版)。「東洋経済オンラインアワード2021」でニューウェーブ賞を受賞。

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