越谷レイクタウン、武蔵野線の「予想以上の実力」 意外に多いイオンレイクタウンへの鉄道利用

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増床した部分は元駐車場だったが、ニュースリリースでは駐車場数は減っていない。今回は「比較的利用が少なかった駐車場に増床棟を建設し、減少分は臨時駐車場を確保することで、渋滞対策をしている」(イオンモール広報グループ)とのことだ。

イオンレイクタウンアウトレット棟
2024年3月にオープンしたアウトレット棟の増床部分(筆者撮影)

加えて「アウトレット棟の増床部分とkaze棟を結ぶ『アウトレットブリッジ』を新設することで、交差点を横断する歩行者数を抑え、歩行者保護と渋滞緩和の対策を行っている」という説明もあった。

鉄道との連携が目立つ

越谷レイクタウン駅は、イオンのためだけに作られた駅ではない。しかし近年のイオンモールでは、前出の幕張新都心に加えて、京都桂川や和歌山など、鉄道との連携が目立っていることも事実だ。

この点についても尋ねると「イオンモール施設への効果だけでなく、地域経済の活性化に資する取り組みと考え交通インフラを構築している」とのことで、「イオンモールのために駅を作るという考えはなく、官民問わず地域の事業者と協業して、地域の魅力を高めることが主旨」という回答が返ってきた。

商業施設として売り上げを伸ばすことはもちろん大切だが、イオンモールでは地域経済の活性化が同社施設の活性化につながるという考えで、鉄道との連携が目的ではなく、そのための手段の1つであるという考えが伝わってきた。

越谷レイクタウン駅の南口
越谷レイクタウン駅の南口。通勤通学のための駅でもある(筆者撮影)
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