越谷レイクタウン、武蔵野線の「予想以上の実力」 意外に多いイオンレイクタウンへの鉄道利用

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近年ショッピングモールの建設をめぐっては、周辺の交通渋滞が問題になることから、地元住民などから不満が出されることがある。こうした動きを踏まえて、地域活性化の中での施設の繁栄という方向を目指していることもあるだろう。

越谷レイクタウン駅北口のロータリー
越谷レイクタウン駅北口のロータリーにはバス乗り場も用意(筆者撮影)

先月、有識者グループ「人口戦略会議」が公表した地方自治体の持続可能性分析レポートでは、「消滅可能性都市」に加えて「ブラックホール型自治体」という言葉を使い、過度な人口集中の弊害に言及していた。

今後も増える?「最寄り駅」の設置

もちろん一極集中は避けなければならないが、現状をもとに考えれば、人里離れた土地に大きな店舗を構えて、広範囲からマイカーで来てもらうというビジネスモデルは難しくなってきているとも言える。

とはいえ都市部への出店は、交通渋滞が社会問題化するという懸念もある。よって今後も、ショッピングモールの近くに駅を用意して、移動の分散を促すという事例が増えていくのではないかと見ている。

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森口 将之 モビリティジャーナリスト

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もりぐち まさゆき / Masayuki Moriguchi

1962年生まれ。モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『富山から拡がる交通革命』(交通新聞社新書)。

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