五月病を予防する7つの対処法、カギは「脳内物質」 メンタルの「落ち込み状態」は放置しないこと

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もう1つ、ゴールデンウィークにやっておくといいことが、「考えを書いてみる」という対処法だ。これは先に挙げた4と5の対処法となる。

川村さんの外来では、うつ症状を訴えて訪れた患者には、自分の気持ちや考えをノートに書くようにすすめている。

具体的には、大学ノートなどを用意し、左ページには自分が考えている事実を書く。たとえば「上司の顔を見ると不安になる」などだ。そして、右ページには、それについて自分がどうしてそう思うかを書いてみる。

あくまでも、事実と推論をわけることで頭を整理するのだ。

「患者さんには、書くときにはきちんと机に向かって、日付を記して、毎日書くように指導していますが、自分で試すのならそこまでやらなくても大丈夫です。ただ、何日か続けていくうちに自分が普段何を考えているかが少しずつわかってきます」

ポジティブなことをいっぱい書く

自分の考えていることがある程度整理できたら、次は、「すぐできること」や「将来の夢など前向きなこと」などポジティブなことをいっぱい書いていく。

「たとえば『ハワイ旅行に行きたい』といった場合、行ったら何をするかも具体的に書いていきます。書くことでワクワクした気持ちを顕在化すれば、それを見返したときに楽しい気持ちがフィードバックされます。自分を前向きに洗脳するイメージです」(川村さん)

大学ノートに書いてみよう(写真:zon/ PIXTA)
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