学校に広がるAI生成「ディープヌード」の大問題 未成年女子を襲う新種の性被害
ウェストフィールド公立学校は、生徒の個人情報保護の観点から懲戒処分については言及できないと語った。教育長のゴンザレスは声明で、「生徒を教育し、こうした新しいテクノロジーが責任を持って使用されるようにするための明確なガイドラインを設ける」ことで、学区内の取り組みを強化していると述べた。
AIが脅かす生徒の安全
ビバリーヒルズの学校は公的により強硬な立場を取っている。
2月にビバリービスタ中学校の8年生の男子生徒が12~13歳の女子クラスメートの性的な画像を作成していたことが発覚すると、学区当局はすぐに「AIのおぞましい悪用」という件名のメッセージを学区のすべての保護者、職員、中学生、高校生に送信。生徒によるAIの「不穏で不適切な」使用を「直ちに止める」ため、地域の人々に学校と情報を共有するよう促した。
同時に、学区当局は厳しい処罰を科す用意があるとも警告。「このような性質のAI生成画像を作成、配布、所持していることが判明した生徒は、退学勧告を含む懲戒処分の対象となる」とメッセージには記された。
教育長のブレギーは、AIの悪用で生徒は学校が安全ではないと感じるようになっており、学校と議員は急いで行動する必要があると語った。
(執筆:Natasha Singer記者)
(C)2024 The New York Times
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