人気上昇中キャンピングカー「デュカト」の正体 フィアットが製造する商用バンに注目が集まる
ちなみに、これら3タイプは、いずれも独自の電装システム「エボライト」を搭載していることもポイント。移動などで走行している際に、サブバッテリーなどへの充電を高効率にできるシステムだ。これにより、ゼニアは、家庭用エアコンなどを長時間使うことが可能。サブバッテリーの充電状態さえ良好であれば、一晩中稼働させることもできる。とくに、かなりの猛暑となる夏場のキャンプや車中泊などでは、つねに室内温度を快適に保つことができるのも魅力だ。
トイファクトリー:ダヴィンチ ルッソ6.0
次は、トイファクトリーが発表したダヴィンチ ルッソ6.0。トヨタ「ハイエース」のキャンピングカー製造で知られる同社が、新しく展開する輸入車専門のサブブランド「ユーロトイ」からリリースする新型モデルだ。
2023年に発表した「ダヴィンチ6.0」の上級バージョンとして開発したのがダヴィンチ ルッソ6.0。ベースとなったダヴィンチ6.0とは、ロングホイールベース仕様のL3H2が持つ大柄な車体を活かし、上質かつ広々としたインテリアを持つハイエンドモデルだ。
ドイツの高級キャンピングカー・メーカーとして名高い「ハイマー(HYMER)」の元デザイナーと、同社デザイナーが共同で設計した室内は、家具などにイタリア製を使用。シート類には、欧州製キャンピングカーの多くに採用される最上級メーカー「アグチ(aguti)」製を装備し、快適で高級感溢れるクルマ旅を演出する。
また、セカンドシートの後方にはトイレや洗面台として活用できるマルチルーム、通路を挟んで反対側にはキッチンも装備。さらに、室内最後部には、大人2名がゆったりと横になれるベッドも常設。ベッド下には大容量の収納スペースも確保し、高い利便性も誇る。なお、乗車定員は4名、就寝人数は2名(オプションのポップアップルーフ仕様は4名)だ。
そんなダヴィンチ6.0をより「ラグジュアリー」な仕様としたのが、ダヴィンチ ルッソ6.0だ。主な特徴は、レザーシートのカラーにコニャックブラウンを採用したほか、背もたれや座面などにキルティングやステッチ加工なども施していること。また、キャビネットなどには、アルミ製ラインが入った天然木も採用するなどで、さらに豪華さを演出している。
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