ITバブル超えの今は個人が儲ける好機なのか 6年で退職金を100倍にした猛者も

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

日本株はどこまで上昇するのか。そのカギを握るのが個人投資家の動きだ。下落局面で買い出動し、上昇局面で売る「逆張り」と呼ばれる投資スタイルが多い個人は、これまでの上昇相場で売り越しを続けてきた。08年のリーマンショック前に購入した保有株の株価がようやく買値に戻ってきたことで、「ヤレヤレの売り」も出ていたとみられる。

個人の資金が動けば上昇相場に弾みも

個人投資家の売却資金は「マネー・リザーブ・ファンド」(MRF)と呼ばれる投資信託に積み上がっているが、その額は5月末時点で実に12兆円。この資金が動き出せば、さらに上昇相場に弾みがつくことになる。

東京証券取引所が発表する投資部門別売買動向をみると、6月に入って3週連続で個人投資家は買い越しとなった。次々と過去のフシ目を突破する株価を目の当たりにし、慎重姿勢だった投資家が徐々に強気に傾き始めた可能性がある。

では、これから相場に本格参戦するには、どんな銘柄を選べばいいのか。アベノミクス相場に乗って「億万長者」の仲間入りをした個人投資家は、独自の視点で将来の業績成長を予測しながら、地道に銘柄探しを行っている。その目的は、人気化する前に割安な株価で仕込むためだ。

成長期待が高い割安な銘柄を探すには、業績や各種株価指標が目安となる。また、外国人投資家に注目度が高いROE(株主資本利益率)が高水準の銘柄も注目。6月29日発売の週刊東洋経済「今こそ日本株」では、勝ち組と呼ばれる投資家達の戦略とともに、有望株を紹介している。

山本 直樹 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまもと なおき / Naoki Yamamoto

『オール投資』、『会社四季報』などを経て、現在は『週刊東洋経済』編集部。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事