満たしあいの世界を作る
実は、みんなに配るというとき、それは「お金」で配るのか、「サービス」で配るのかで大きな違いが生まれます。
お金とサービスには決定的な差があります。それは、お金はサービスと違って、すべての人たちが欲しがってしまう、ということです。
みんなが欲しいのに、子どものいる世帯だけに配る。そうすれば、子育ての終わった中高年、年金が足りずに四苦八苦している高齢者、子どものいないカップル、いろんな層が反発するのは避けられませんよね。
そうなんです。子ども手当に対するバラマキ批判は、それがバラマキかどうかということ以上に、お金の性格上、「もらえる人=受益者」と「もらえない人=負担者」の間に分断が生まれることにこそ、本質的な問題があるのです。


















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