5年で12カ国語マスター、超効率的な外国語習得法 「先に文法を覚えてから実践に入る」は遠回り

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もちろん文法を学ぶことも大切です。文法に沿って話したり書いたりできるようになるでしょう。もし、学習中の言語による大量のインプットがある状況、それこそ留学のような状態に身を置けるのであれば、意識的に文法を「学習」せずとも、自然と、ほぼ正しい文法に沿って話したり書いたりできるようになるでしょう。

しかし、日本に暮らしながら独学で外国語を習得するとなると、そうはいきません。

どこかの段階で文法をきちんと「学習」することが、その言語を効率的に習得する手助けになります。そこで鍵となるのが、「どの段階で文法を学習するのか?」なのです。

実践から入り、ルールは後から覚える

言葉は、いってみれば生き物のようなものです。そこにはマシンのような100%のルールは存在しません。基本的なルールはあるものの、イレギュラーな部分も多々あります。私自身は、そういう性質のものを習得する際に、「先にルール(文法)を覚えてから、実践に入る」という手順を踏むのは、実は遠回りになるのではないかと思うのです。

そのため、ひとまず「どういうルールのもとで、こうなっているのか」ということはさて置き、どんどんフレーズを覚えていきます。ある程度、フレーズが蓄積されていくと、自然と「パターン」のようなものが見えてきます。そうなってから文法に着手したほうが効率的に習得できます。

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