話題沸騰!「類人猿分類法」は何がすごいのか 広島の急成長スーパーを支える人事戦略とは
類人猿分類は、僕がアドラー心理学を共に学んでいた友人、岡崎和江さんの発案によるもの。その後僕が研究してきた性格分類である「体癖(たいへき)論」の考え方も加味し体系化したものです。
岡崎さんは福山の食品スーパーグループ「エブリイ」で取締役として活躍される傍ら、学校カウンセラーとして、心理臨床にも携わってこられた方です。そんな岡崎さんが7、8年前からお猿さんの研究に没頭されている、ということは、ずっと聞いていました。
4種の性格傾向が、人間のパーソナリティをカバー
京大の類人猿研究所はもちろんのこと、全国の動物園に足を運んではゴリラ、チンパンジー、オランウータン、テナガザルなどを観察し、また、類人猿研究の専門書を読みふけっているということを聞いて、僕は正直、「岡崎さん、どうしたんかなあ?」と訝しく思っていたのです(笑)。
そうやって熱心に研究を続けているうちに、岡崎さんはだんだんと、類人猿の行動というのは非常に個性的である、ということに気づき始めます。特に、チンパンジー、オランウータン、ゴリラ、ボノボという4種の大型類人猿の性格傾向をまとめてみると、おおむね、ほとんどの人間のパーソナリティをカバーできているのではないかと考えるようになった。これが、類人猿分類の原点です。
ですから、類人猿分類の原点は、性格分類よりもむしろ、類人猿に対する岡崎さんのひとかたならぬ興味・関心にあった、というわけです。この点が、ほかの性格分類と類人猿分類を少し趣の違うものにしているのではないかと思います。
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