「人の優しさを見つける」ため、飯舘村の子どもたちに三菱UFJリースがカメラ200台を贈る
贈呈式では、村田隆一・三菱UFJリース社長が「大変だけど、夏休みは大いに遊んで大いに勉強して、福島県出身の野口英世博士のような人になってください」と子どもたちにエールを送った。そのあと、ニコン社員によるカメラ操作の講習会が開かれ、プレゼントされたカメラを子どもたちが熱心に操作していた。
福島市内に避難しているある母親は、「東京の企業が飯舘村のことを心配してくれたということが大変にうれしい。子どもたちも本当に喜んでいる」と笑顔で語った。
被災地には、さまざまな企業が物資支援、資金支援、あるいはボランティアの派遣などを行っている。今回の三菱UFJリースの取り組みは、生活が不安定化した子どもたちのメンタルケアという点で、ユニークな支援策だといえるだろう。今後、同様の支援に乗り出す企業が増えることが期待される。
(浪川 攻 =東洋経済オンライン)
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