「12歳、1人暮らし」すがちゃん語る破天荒父への愛 小学生の頃は父のナンパを手伝わされて(笑)

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でも、ここも親父の血を引いているのかもしれませんけど、そういう心配よりも自分好きが勝っちゃいまして。「ほら、全てを愛してごらん、世間!」という感じで。「全ての積み重ねが今のオレだぜ!化粧を取ったピエロの素顔もメッチャいいでしょ?」みたいな勢いで、圧倒的にナルシシズムが勝ちました(笑)。

あと、これは声を大にしておきたいところなんですけど、エピソードを見ると「これはネグレクトじゃないか」みたいなことを言われたりもするんです。でも、そんなことは全くなくて。

父のエピソードで誰かが笑ってくれたら

本当に愛情を注いでくれたし、僕には決して言わないけど、これでもかと僕のためにやってくれていた。それがこちらもわかっているから、人とは少し違う家族の思い出かもしれませんけど、それが悪い感情にはなっていないんでしょうね。

ただ、残念ながら親孝行はできず、ようやくテレビの仕事をいただけつつあった時に亡くなってしまいました。なので、親父のエピソードで誰かが笑ったり何かを感じてくださったら、親父も喜んでくれるんじゃないかなという思いも出版の裏にはありました。

見た目はプロレスラーの蝶野さんみたいな感じで強面なんですけど、基本的には陽気な山賊のリーダーみたいな感じで、人懐っこいところのある人間でした。何回も人にだまされて、何回も結婚してるんですけど、そういう意味では魅力のある人だったんだなと今大人になって考えてみると感じますね。

もし、この本が本当に映画化されるならば、親父の役はまさに蝶野さんというか迫力がある方にやっていただくのがいいんでしょうけど、僕の役ですか?…そうですね、これは僕がアレコレ言えることじゃないですけど、山﨑賢人さんか。憂いの部分を強く出すなら菅田将暉さんか。そういった人選になるのかなと……。

ついついこんなことを言っちゃうのも親父譲りなのかもしれませんけど(笑)、それもしっかり生かしながら自分の道を歩んでいきたいと思っています。

■すがちゃん最高No.1(すがちゃんさいこうなんばーわん)
1991年8月21日生まれ。山形県出身。本名・菅野直人。ワタナベエンターテインメント所属。別のコンビを経て、2021年に大分県出身の信子、神奈川県出身の金子きょんちぃのトリオ「ぱーてぃーちゃん」を結成する。ギャルとチャラ男のパリピ漫才が主武器で、信子と金子のギャルさ全開のボケに、すがちゃんがキザなツッコミを入れていくスタイル。2022年正月の日本テレビ「ぐるナイおもしろ荘」に出演し、有吉弘行から「令和の『安田大サーカス』」と評された。YouTubeチャンネル「ぱーてぃーちゃんの今夜はなにパ?」を展開中。4月26日に初のエッセイ『中1、一人暮し、意外とバレない』(ワニブックス)が発売される。
中西 正男 芸能記者

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なかにし まさお / Masao Nakanishi

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。noteで「全てはラジオのために」(note.com/masaonakanishi)も執筆中。

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