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批判も多い「LUUP」1日乗り倒して見えた長所短所 渋谷周辺の100ポート全部回ってみた【後編】

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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例えば、渋谷の奥にある高級住宅街・松濤には、わずか100mの間に4つものポートが密集しているエリアがあった。私たちは、これを「ポートロード」と命名した。

松濤のポートロード(筆者撮影)

実際の利用上のことを考えると、ポートがもう少し分散しているほうがいいのではないかとも感じる。ポートが密集していることによって、密集しているポートの機体は余っているところも結構ある。

この辺り、もう少し同じエリア内でポートを分散できると、より利便性が増すだろう。

問題になる利用者マナーとわかりづらい交通ルール

最後に、利用者マナーについて。

これは、今、LUUPを語るときにもっともセンシティブな話題だ。特に、キックボード利用者の飲酒運転や歩道走行といった違反行為は、LUUP本社も対応を厳格化する方針を見せている。

実際、土曜日の朝の渋谷駅周辺のポートにはほとんど機体がなかった。これは、もしかすると、金曜日夜に終電を過ぎて飲んだ人が、LUUPを使って地元まで帰ったからかもしれない……というのは筆者の「考えすぎ」かもしれないが、とはいえ、LUUPを使わない人の「安心感」も、今後は育てていく必要があるだろう。

土曜朝の渋谷マークシティーのポート。ほぼ、機体はない(筆者撮影)
【写真を見る】批判も多い「LUUP」1日乗り倒して見えた長所短所 渋谷周辺の100ポート全部回ってみた【後編】(16枚)

とはいえ、調査中は、歩道を堂々と走るような利用者は、私たちの観測範囲では見受けられなかった。

どちらかというと、車道走行時のマナーのほうが気にかかるところがある。利用者のマナーの問題もあるのだが、そもそも「電動キックボード」の存在自体が、現在の交通システムの中で宙ぶらりんになってしまっていることが問題な気もした。

途中、「あれ?この道ってLUUPで通っていいんだっけ?」と不安になる場面も多く、近くにいた工事のおじさんに尋ねたりもしてしまった。

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【23年7月から「特定小型原付」という区分に】

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