
高級日本酒は海外でも人気が高まっているが、欧州で思わぬ逆風が吹き始めた(写真:Bloomberg)
欧州連合(EU)が2030年以降、日本酒の缶や瓶での輸入を実質的に禁止する可能性があることが話題になっている。EUで3月にも成立する見込みの「包装及び包装廃棄物規則」では、飲食品に用いる缶や瓶といった容器の再利用やリサイクル材の利用を事業者に義務付ける。この規則に、日本酒が抵触する恐れがあるためだ。
ワインは適用外だが、日本酒は規制
ウイスキーなどの蒸留酒やワインについては、域内の事業者への打撃の大きさから規則の適用を免れたが、日本酒に関しては現状、適用の対象となっている。現在、日本政府は日本酒に関しても「包装及び包装廃棄物規則」の適用の対象外とするようEUに対して働きかけており、欧州委員会の理解を得ることには成功したようである。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら