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経済不調の英国で「EU復帰」の機運が高まる 「昔がよかった」国民の過半がEU復古主義に傾く

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粘着的な高インフレに悩む英国民。EU離脱のデメリットがメリットを上回ったとの見方が台頭

2016年にEU離脱を決めた英国民の多くはいま、後悔の念に襲われている(写真:Bloomberg)

英国の世論調査会社Yougovが11月29日付で発表した調査結果が注目を集めている。この世論調査は、2138人の回答者を対象に11月24日から26日にかけて行われたものだが、この調査に回答した英国民の57%が、英国が自ら袂を分かった欧州連合(EU)に再加盟することを望むという姿勢を示したのである。

かつての離脱派の35%が再加盟を希望

注目されるのは、2016年6月の国民投票の際に、EUから離脱すべきだと投票した英国民の35%が、程度の差がありつつも、EU再加盟を望むと回答したことにある。EU再加盟に反対すると答えた離脱派の英国民は45%と若干それを上回るが、いずれにせよ、かつての離脱派の中でも、EU離脱に対する後悔が広がっているようだ。

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