製造業の悪化による失業率上昇だけではない。労働市場で見過ごせない構造的な変化も進んでいる。
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「メイド・イン・ジャーマニー」が苦戦しているが、変化はそれだけではない。写真はケルンの商店街(写真:Bloomberg)
深刻なスタグフレーション(高インフレと景気停滞の同時進行)にさいなまれるドイツでは、失業率が着実に上昇している。ドイツの失業率は2022年3月から5月にかけて5%まで低下したが、ウクライナから難民が大量に押し寄せて失業者数を押し上げた(前月比12.3万人増)ため、同年6月には5.3%に上昇した。
今年に入っても失業率悪化が続く
その後もドイツの失業率は上昇が続き、直近9月には5.7%となった。ドイツ連邦雇用庁は、足元の失業者の増加は景気悪化によるところが大きいという見解を示している。実際、2023年に入ってからのドイツ景気は悪化が著しく、ドイツの5大研究所は9月28日に発表した秋の「合同予測」の中で、今年のドイツの成長率が0.6%減のマイナスになると予測している。
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