【産業天気図・医薬品】薬価改定年度。大型新薬もなく厳しさ続く

今年は2年に1度の「薬価改定イヤー」に当たる。平均の下げ幅は前回を大きく上回る6.7%(2年前は平均4.2%)で、数十億円単位で売り上げ・利益が吹き飛ぶメーカーも多い。昨春の追い風要因だった「時節外れのインフルエンザ流行」や「スギ花粉の大量飛散」といった季節要因も、今年はなさそうだ。
 大型新薬不足も続く。高脂血症や高血圧のように患者数が多い生活習慣病領域では、ほぼ「アンメット・メディカルニーズ(未解決な医療ニーズ)」がクリアーされた感があり、新薬の粒は小さくなる傾向だ。
 一方、ジェネリック(GE)メーカーには追い風が吹いている。今年も30内外の新規収載品(新発売品)が予定されているほか、GE薬には比較的有利とされる処方箋改定もある。日医工<4541.大証>や沢井製薬<4555.東証>など業界大手でかつ広域卸にも食い込んでいるGEメーカーには、チャンスが多そうだ。
【高橋由里記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
6800億円の巨額減損<br>みずほに不足する「稼ぐ力」

みずほFGが巨額損失の計上による業績下方修正を発表した。損失の大半がリテール部門にひもづく新システムの減損で、「リテール不振」が際立ったともいえる。坂井社長の言う「前向きな減損」も、稼ぐ力あってこそ。効率化、稼ぎ頭の構築と道は険しい。