日産・ゴーン社長、「強気の計画」を語る

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EVについて従来から踏み込んだ発言はなかったが、ルノーと合わせ累計150万台の販売を目指す。

「日産にはハイブリッド技術もあり、EV以外の環境車を無視しているわけではない。しかしマーケットリーダーを目指す点が他の技術との違いだ。EVはルノーと年間50万台を生産できれば採算に乗る。16年度にはかなりの利益を出せる」

10年以上の長きにわたりトップに立つゴーン社長にとって、今回が最後の中期計画となる可能性もある。

「それは株主が決める話。最後まで見届けたい思いはあるが、違う立場からでもできる。日産には多くの人材が育っており、後任の心配はまったくない」。この中期計画達成で、ゴーン革命の総仕上げとなるか。

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(並木厚憲 撮影:鈴木紳平 =週刊東洋経済2011年7月9日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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