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都会のローカル線「南武線の支線」に新駅の狙い 小田栄駅、設置費用は川崎市とJR東日本が折半

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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この中でいち早く動きがあったのが、小田栄2丁目にあった昭和電線電纜の工場移転で、跡地に商業施設や集合住宅が並ぶようになった。その結果、小田栄2丁目の人口は2005年の6人から、2010年には3415人にまで増えている。

小田栄の工場跡地に建つ商業施設と集合住宅(筆者撮影)

そこで川崎市は、地域と鉄道の持続的な発展に向けて、2015年1月にJR東日本との間で包括連携協定を締結した。JR東日本が自治体との間で、包括的な協定を締結するのは初めてのケースだった。

川崎市とJR東日本が折半

両者は川崎新町―浜川崎間に新駅設置の検討を進めることで合意すると、7月には新駅に関する協定を締結。3案からの投票により小田栄という駅名が決まり、翌年3月に開業となったのである。

設置費用は約5.5億円で、川崎市とJR東日本が折半で負担した。新駅としては安くて早いことが特筆されるが、新駅協定の資料にも「既存の鉄道ストックを最大限に活用した簡易な構造の駅を短工期で整備する」とあり、目標だったことがわかる。

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