原発のウソ 小出裕章著
原子力安全の研究者である著者はかつて、「未来のエネルギー」ともてはやされた原子力の可能性を信じて研究に足を踏み入れたが、その危険性に気づき考え方を180度変更した。時に異端視されながらも、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCО臨界事故などで、放射線被害を受ける住民の側に立って活動してきたという。
本書では、今回事故を起こした福島第一原子力発電所の現状分析から始まり、放射能の本当の危険性、原子力推進派の欺瞞と原子力行政のずさんさ、脱原発の可能性などを詳細に解説している。
最悪の事態に備えて、日常生活の中で被曝から自身の身を守る具体的方法も記されている。
扶桑社新書 777円
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