日本人の「内向き思考」を批判する人への違和感 「限られた情報」で世界を語ってしまう危うさ
まずは自らが、楽しそうにチャレンジをするということではないでしょうか。誰だって苦しいことはしたくなくても、楽しそうなことはしてみたいですよね。「トム・ソーヤのペンキ塗り」のようなものです。嫌々やっていたら誰も手伝ってくれませんが、楽しそうにやっていたら、みんなが「僕にもやらせて」と言ったという話です。
日本人の内向き思考を嘆いている人たちの多くは、過去は知りませんが、今はそんな外向きなチャレンジをしていないように感じます。そうでない人もいるでしょうけど、「最近の若者は」と嘆く人の多くが、今は大したチャレンジをしてない年配者たちというのと同じです。
内向き批判の人こそチャレンジ
だからこそ老若男女にかかわらず、まずはできる人から、あるいはやりたい人から、外向きなチャレンジを楽しむことが少しずつ周りによい影響を与えるのではないでしょうか。
今週、私はインドネシアのジャカルタで仕事をしているのですが、サポートしてくれているのは日本の大学生2人です。彼らは大学を2年間休学して、こちらで事業を立ち上げるために来ているのですが、朝7時から夜11時まで働いて、そのたくましいことこといったら。彼らのどこにも「内向き」は感じません。
楽しそうにチャレンジする彼らと接していると、むしろ私自身が「俺ももっとがんばろう!」という刺激を受けます。そして、日本人もぜんぜん捨てたものではないと思うのです。
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