ブラザー・コーンさんが患った「男性乳がん」とは? 専門医「しこりがあったら乳腺外科を受診して」

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男性でも患うことがある乳がんについて、詳しい医師に話を聞きました(写真:C-geo/PIXTA)

「いよいよ俺が68年間付き合って来た左胸とお別れします」

音楽デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザー・コーンさん(68)が、自身のインスタグラムで乳がんの手術を受けることを明かした。

22日夜には、朝から始まった乳がんの「乳房切除術」は昼に無事に終わったと、インスタグラムで報告。医療関係者やファン、友人らに感謝の言葉をつづった。

男性の1000人に1人が罹患する病

ブラザー・コーンさんは昨年8月末、男性乳がんと診断されたことを公表し、バブルガム・ブラザーズ40周年ライブやレコーディングなどの予定を中止して、治療に専念していた。

乳がんは女性がかかるものというイメージがあるが、実は違う。男性でも1000人に1人が罹患するといわれていて、遺伝性である可能性も高い病気としても知られている。

国立がん研究センターのがん情報サービス「がん統計」によると、2019年に乳がんと診断された人数は、男性が670人、女性は9万7142人、乳がんで亡くなった人数は男性が129人、女性が1万4650人だった。

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