最近、高学歴の若い人がNPOに興味を持っていたりしますが、それと通ずるものがあるなとも思います。
会社の規模が大きくなると、誰が株主になるか、創業者の割合がどうとか、換金するとか、必ずカネでもめて、誰かが抜けたりします。でも、本書を読んだ限り、彼らはそうはなっていません。
そして、アフリカや環境問題など、NPO的な立ち回りの人たちをスピーカーとして呼んでいます。
俺たちは何のためにこの仕事をしているのか、そんなことをやっていたら映画にならないぞ、というような良いセリフがありました。
おカネよりも大切なものがあるよね、自分たちの人生、目的はこういうもので、そこに向かっていくべきだよねという思想があって、4人でその価値観を共有できているからこそ、もめごとが起こらないのではないでしょうか。
実現しないゴールの良さ
実現しないゴールをみんなが目指しているから、うまくいくところもあるんだと思います。
自分の力を使って、社会をより良くしていこうという目標には、ゴールがありませんよね。でも、そのために頑張っているのは、周りも見ていますから、手伝ってあげようと思ってもらえて、協力者が現れる。
コミュニティですから、困っているなら助けるよという関係性もできているんだと思います。
本書を読んで、「いいやつ」になれるかどうかはわかりませんが、いいやつだと得をするぞということはよくわかりますね。
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