自己肯定感の低い自分が変わる「シンプルな習慣」 鏡に映る自分と向き合う時間を一瞬だけ作る

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日常生活での要求が高まれば高まるほど、自分の気持ちは落ち込んでいく……。こうなると、生じるのは負のスパイラルばかりです。

このときに私が必要としていたのは、「今の状況は本当に大変よね。ひど過ぎるし、あんまりだわ。でもね、この状況を解消できる人がいるとしたら、それはあなたしかいないのよ」と言ってくれる誰かでした。

私は、世界で最も成功を収めている講演家の1人と言われています。そんな私でさえ、自分を安心させてくれる言葉と、支えとなる激励を欲していたのです。

どこまでも落ち込んでいく私……。そんな自分に何が起きたのか、そして自分が何をしてしまったのかは覚えていません。下着姿でバスルームに突っ立ったまま、鏡に映る疲れ切った「私」に、あたかも挨拶をするかのように手をかざしたのです。そして、心の中でこう語り掛けました。

「ちゃんと見てるから……」

「わかる? あなたのこと、ちゃんと見てる。大丈夫、メル。絶対に乗り越えられる」

自分に向かって、こう囁いたのです。こんな動作をしながら、私は「これって、自分に送ったエール、〝ハイタッチ〟じゃない?」と確信しました。それほど明白で、握手をするのと同じくらい確かな動きだったのです。

自分への励ましが、あなたが変わるための第一歩

立ち止まって、しっかりと考えてみましょう。自らを責め立てることは、何かの助けになりますか? そうではなく、自らを激励する方法を身に付け、その日、その週、その年を前向きに生きていけたら、どんなに素晴らしい人生になることか。

一歩ずつゴールや夢に向かって近づいていく自分を想像してみてください。それを実現するために、自分自身が自らのチアリーダー、ファン、応援団になるのです。難しいと思いますか? いや、簡単なはずです。なのに、私たちはそれがなかなかできません。

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