電車内「くしゃみ」コロナ後に迷惑度急上昇のなぜ 「迷惑行為ランキング」背負いリュックは何位?

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続いて、関東と関西に分けたランキングである。

<関東>
1位周囲に配慮せずせきやくしゃみをする(4)
2位 座席の座り方(2)
3位 乗降時のマナー(3)
4位 騒々しい会話・はしゃぎまわり(1)
5位 荷物の持ち方・置き方(-)
<関西>
1位座席の座り方(3)
2位 騒々しい会話・はしゃぎまわり(2)
3位 周囲に配慮せずせきやくしゃみをする(-)
4位 乗降時のマナー(4)
5位 荷物の持ち方・置き方(1)

関東と関西で違う結果となった。「騒々しい会話・はしゃぎまわり」は関東で4位、関西で2位。2022年度のこの項目は関東が1位、関西が2位だった。このときは2023年1月9日付記事(関東と関西で大きく違う「電車内の迷惑行為」)で、「関西のほうが車内の会話に寛容ということを示しているのだろうか」と書いたが、今回の順位を見ると、どうやらこの仮説は間違っていたようだ。

マナーは改善されたのか

なお、アンケートでは「駅や電車内でのマナーが以前に比べて改善されたと思うか」についても聞いている。

2022年度は「改善された」5.4%、「やや改善された」24.5%、「変わらない」47.7%、「やや悪化した」10.2%、「悪化した」12.2%だったが、2023年度は「改善された」3.6%、「やや改善された」20.1%、「変わらない」43.2%、「やや悪化した」14.4%、「悪化した」18.7%で、全体的に「やや悪化した」「悪化した」と感じる人の割合が増えている。

マナー改善度グラフ 2022~2023

車内マナーの悪化が暴力行為など思わぬ車内トラブルにつながらないとも限らない。いっそうの車内マナー向上に向けた鉄道会社の取り組みに期待したい。

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大坂 直樹 東洋経済 記者

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おおさか なおき / Naoki Osaka

1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京五輪・パラにボランティア参加。プレスチームの一員として国内外の報道対応に奔走したのは貴重な経験。

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